台湾の交通カード！悠遊カード（ヨーヨーカー）を詳しく解説！

悠遊カードは、台湾の交通カードで、台湾の交通機関の移動と支払いをスムーズにするための大変便利なアイテムです。

日本のSuicaやPASMOと同様に非接触型のICカードで、悠遊カードをかざすだけで支払うことができ、公共交通機関だけでなく多くの小売店やサービスでも利用することができます。

悠遊カードは、2002年に台北市で導入され、当初は公共交通機関での利用に限定されていましたが、現在では台湾全土で利用可能であり、台湾人の日常生活に欠かせない存在となっています。

悠遊カードの主な機能は、主に3つあります。

1つ目は、公共交通機関での利用です。MRTやバス、鉄道、ライトレールなどで利用でき、割引が適用される場合もあります。

2つ目は、小売店での利用です。コンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマートなど)やスーパーマーケット、カフェ、レストランなどでも利用することができます。

3つ目は、その他の施設での利用です。レンタサイクルや駐車場、自動販売機、一部の観光施設や博物館でも利用することができます。

悠遊カードを使うことで、切符を購入したり、小銭を探したりする手間が省けます。特に旅行中は、限られた時間を有効活用することができます。

公共交通機関の運賃割引や、提携店舗での特典が受けられる場合があります。

交通機関の利用だけでなく、日常の買い物やサービス利用にも使えるため、非常に便利と言えるでしょう。

台湾では、キャッシュレス決済の推進が進んでおり、悠遊カードの利用範囲は今後も拡大していくと予想されます。

将来的には、さらに多くのサービスや施設で利用できるようになり、台湾での生活や旅行がさらに便利になるでしょう。

悠遊カードは、台湾での移動や支払いを便利にするICカードですが、いくつかの種類があります。それぞれの特徴を理解し、自分のニーズに合ったカードを選びましょう。

観光客であれば普通カードまたは3章で詳しく紹介する”デザインカード”を持ちましょう。

普通カードは、最も一般的な悠遊カードで、年齢制限なく誰でも購入・利用することができます。

MRT(電車)、バス、コンビニエンスストアなど、一般的に使用することのできる幅広い場所で利用可能です。

学生カードは、台湾の学校に通う学生が利用できるカードです。購入時に学生証の提示が必要です。

一般的に使用することのできる幅広い場所で利用可能なだけでなく、公共交通機関の運賃が割引になるなど、学生向けの特典があります。

優待カードは、12歳以下の児童や65歳以上の高齢者、または身体・知的障がいを持つ方が利用できるカードです。利用時には、敬老カードや愛心カードなどの証明書の携帯が必要です。

一般的に使用することのできる幅広い場所で利用可能なだけでなく、公共交通機関の運賃が大幅に割引になるなどの優遇措置があります。

記名式カードは、氏名や個人情報を登録するカードです。紛失時に再発行や残高の移行をすることができます。

記名式のため、無くしたときに戻ってくる場合があります。

限定カードは、キャラクターや観光地、イベントなどとコラボしたカードやキーホルダー型の立体カードなど、様々なデザインのカードが販売されています。

コンビニで購入することができたり、ネットで事前に予約受付をして購入したりする必要があるカードなどがあります。

最近では、「便利箱造型立體悠遊卡」(鳩の絵が描かれた段ボール箱の形をした立体的な悠遊カード)や「金馬賞」(金馬賞のトロフィーの形をしたカード)などがありました。

最新の悠遊カードの限定カードについては、こちらの記事をご確認ください。

悠遊カードは、台湾旅行をスムーズにする必須アイテムですが、どこで買うのでしょうか。ここでは、主要な悠遊カードの買い方などをご紹介していきます。

悠遊カードは、購入する必要があり、価格は「100TWD(約450円)」です。

ただし、限定デザインのカードや立体カード版などは100TWD以上するものもありますので、購入時には価格を見るようにしましょう。

ほとんどのMRT駅には、悠遊カードを購入できる券売機またはサービスカウンターがあります。

初めて悠遊カードを購入する場合や、操作方法がわからない場合は、サービスカウンターで購入するのがおすすめです。

駅によっては、観光客向けに日本語対応の券売機も設置されています。

一部のMRT駅構内には、コンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマートなど)があり、ここでも悠遊カードを購入することができます。

セブンイレブン、ファミリーマート、Hi-Life、OKマートなどの主要コンビニエンスストアで、悠遊カードを購入することができます。

コンビニエンスストアでは、さまざまなデザインの悠遊カードが販売されており、お土産にもおすすめです。

一部のコンビニエンスストアでは、観光客向けに限定デザインの悠遊カードも販売されています。

台北駅など一部の主要駅には、悠遊カードの専門サービスセンターがあります。

サービスセンターでは、悠遊カードの購入だけでなく、チャージや払い戻し、紛失時の再発行などをすることも可能です。

台湾到着後すぐに悠遊カードを購入したい場合は、空港の到着ロビーにあるサービスカウンターが便利です。

桃園国際空港または松山空港のどちらの空港でも購入することができます。空港では、観光客向けに悠遊カードと通信SIMカードのセットなども販売されています。

また桃園国際空港では、事前に日本語のサイトで予約購入しておくことで、到着時に受け取れるサービスもあります。

ここでは、台湾旅行中の悠遊カードの具体的な使い方などを紹介していきます。

基本的に悠遊カードは、チャージされた残高から使用した金額を差し引かれる形式となっているため、まずは悠遊カードにチャージする必要があります。

MRT駅の券売機では、画面の指示に従い、チャージしたい金額を選択します。現金またはクレジットカードでチャージできます。日本語表示に対応している券売機も多いので、安心です。

コンビニエンスストアでは、レジで「チャージ（加値）」したい旨を伝え、チャージ金額を支払います。現金のみ対応の場合が多いので注意しましょう。

チャージ金額は、100台湾ドル単位でチャージすることが可能で、上限は10,000台湾ドルです。旅行日数や利用頻度に合わせて、余裕を持ってチャージしておきましょう！

MRT(電車)では、改札の読み取り機にカードをタッチして入出場することができます。改札を出る際に、自動的に運賃が差し引かれます。

バスでは、乗車時または降車時に、読み取り機にカードをタッチします。路線によって運賃の支払いタイミングが異なるので、注意しましょう。

台湾鉄道(台鉄)では、一部の区間において悠遊カードで乗車することができます。事前に利用可能区間を確認しておきましょう。

ライトレールでは、各駅に設置された読み取り機にカードをタッチして乗車することができます。

コンビニエンスストア、スーパーマーケット、カフェ、レストランなどでは、レジで悠遊カードでの支払いを伝え、読み取り機にカードをタッチします。

残高が不足している場合は、現金と併用することも可能です。

レンタサイクル(YouBike)では、YouBikeのステーションにある読み取り機にカードをタッチして自転車をレンタルします。

返却時にも同様にカードをタッチすることで完了します。

一部の駐車場では、悠遊カードで支払いすることができます。

悠遊カード対応の自動販売機では、カードをタッチして商品を購入することができます。

MRT駅の券売機では、残高照会のメニューを選択し、カードを読み取り機にタッチすることで残高を確認することができます。

コンビニエンスストアでは、レジで残高照会を依頼すると、確認してくれます。

悠遊カード公式サイトまたはアプリでも確認することができ、カード番号を入力して残高を確認します。

台湾旅行が終わって悠遊カードが不要になった場合や、残高が余ってしまった場合、払い戻しすることが可能です。

注意点と併せて、悠遊カードの払い戻し方法を紹介していきます。

悠遊カードの払い戻しは、「MRT(台北捷運)各駅のサービスカウンター」または「悠遊カードサービスセンター」で行うことができます。

①「MRT(台北捷運)各駅のサービスカウンター」または「悠遊カードサービスセンター」へ行きます。

②駅員や係員に払い戻したい旨を伝え、カードを提出します。

③残高とデポジット(カード購入時にデポジットが必要な場合)が確認されます。

④払い戻し金額(残高とデポジットから手数料(*)が差し引かれた金額)を受け取ります。

*手数料は、20台湾ドルが差し引かれます。購入後3ヶ月以上で使用回数5回以上の場合は無料で払い戻しができます。

悠遊カードのよくある質問と併せて注意点を紹介していきます。

悠遊カードの有効期限は、20年です。次回の旅行のために保管しておくか、MRTの駅やコンビニで払い戻しを受けることができます。払い戻しの際は手数料がかかりますので、注意しましょう。

2年間以上利用していないと、ロックされる場合があります。その場合は、コンビニやMRTの駅でチャージすることで、ロックを解除することができます。

旅行者向けの無記名式カードは再発行できないため、無くさないように注意しましょう。